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2013年 新年とうちゃんの原稿①

新年あけましておめでとうございます
2013年 平成25年の新春をこうして社員の皆様と共に迎えられますことを大きな喜びとすると同時に
昨年の皆様方の奮闘に感謝を申し上げ 本年の更なる活躍を期待する次第であります
振り返りますと 昨年は一昨年に起きた東日本大震災から復興の年にと願いを込めてスタートした一年でした
国内経済は 前半こそ復興関連需要のもとで 成長率は年率3%台で推移しましたが その後は海外経済の
減速や 欧州債務問題の悪影響 そして尖閣諸島の国有化を巡る中国との対立により 中国向けの輸出が 自動車産業を筆頭に激減するなどのマイナス要因があり 後半はマイナス成長となり 年末に発表された日銀の短観では 景況感が2.4半期連続で悪化となっており 前半の復興関連需要により一度は上向きとなった景気は再度下げに転じるなど 日本経済の本格的な回復には遠く及びませんでした。
また 昨年は日本経済の相対的な実力の低下が顕著に現れた年でもあります。かつては 日本経済の成長を支え  世界中を席巻した製造業が 中国 韓国を筆頭とした世界の製造業から追い上げ受け苦戦を強いられ 特に家電はパナソニックやシャープなどが 巨額の赤字を出して構造転換を余儀なくされています。また貿易収支も原発の運転の中止により原油の輸入が増加し 中国を中心とする輸出額の減少も合わせて 大幅に悪化する見通しであり 日本経済の地位の低下が目立った一年でもありました。
国内政治に目を移しますと 昨年は震災からの復興・低迷する景気対策・1000兆円を超える国の債務問題・年々肥大化する社会保障費等・問題山積みのなかのスタートでしたが 肝心の国会議員は自らの保身に精一杯であり 消費税の増税や 原子力発電所の再稼働問題・TPPの参加問題等が発生すると 
与党民主党は分裂を繰り返し大衆迎合政治へと陥りました。
その中で 私が個人的に評価するのが野田前首相であります。社会保障費の増加に備え 税との一体改革を唱え 消費税の平成14年からの増税を可決させ 原発問題も現実的な議論のもと将来的への廃止を TPP参加問題についても貿易立国である日本の立場を守るために交渉参加の道を探るなど今の日本の進むべき正論を 敢えて世論の反発にもめげずに主張し実行したことは 歴代の総理大臣の中でも評価できると考えています。
しかし その野田前首相が率いる民主党が小泉元首相出現以前の公共工事依存型の政治に逆戻りした 阿部元首相率いる自民党に 暮れに行われた総選挙で大敗しました。このことは 日本の政治のますますのポピュリズム化に拍車をかけるのではないかと強く危惧する出来事でした。
その中で明るい話題は ロンドンオリンピックでの日本選手団の活躍とIPS細胞の研究による山中京都大学教授のノーベル賞受賞がありました。特にロンドンオリンピックでは 過去最高のメダルの獲得も称賛に値することですが 選手たちが競技終了後のインタビューにおいて 両親や周囲で支えてくれた関係者に対して 異口同音に感謝の言葉を述べていたことが印象的であり 私達に日本人の誇りと清々しい気持ちを与えてくれました

                                    ・・・つづく・・・  

by oli12 | 2013-01-10 18:27 | ひとりごと